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ブータンにおける金融へのアクセス改善のためブータン国立銀行に対し28百万ドルを出資


東京事務所 連絡先
奥 智美
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ブータン・ティンプー、2013年3月15日 - 世界銀行グループの一員であるIFCは、ブータン国立銀行に対し28百万ドルの出資を行い、同行の資本強化及び中小企業・農村に対する貸出拡大を支援します。

本投資は、ブータンにおけるIFCの株式投資第1号案件であり、また同国最大の海外直接投資案件です。またIFCは、リスク管理やコーポレートガバナンスといった分野における国際標準導入のためのアドバイザリーサービスも同行に対し提供する予定です。

ブータン国立銀行のKipchu Tshering常務は、「IFCの支援によって、我が行はローンポートフォリオを拡大し新市場を開拓することで、競争力を高めることができます」と述べました。同行は、ブータン国内20の県のうち13県に拠点を持ち、同国で業務を行っている5行の銀行の中で最大シェアを誇る金融機関です。

過去3年間で、同国では信用情報機関や電子振替決済システムが導入され金融市場の変革が行われてきましたが、一方で、ブータンの金融機関は都市部における業務を優先し、担保となる固定資産があることを条件とする融資を続けており、その結果、無認可の金融業者が金融市場を支配しています。ブータン国立銀行は、IFCの支援を得て、同国金融市場の正常化を推進する予定です。


IFCのRashad Kaldany副総裁兼チーフオペレーティングオフィサーは、ブータンを訪れた際に、同国に対するIFCの強いコミットメントを強調し、「IFCは、ブータン国立銀行が同国の中小企業、低所得者層や農村地域の金融へのアクセスを推進し、同国において大きなインパクトをもたらすことができるよう支援します」と述べました。

ブータン国立銀行は現在、IFC の貿易金融プログラム(Global Trade Finance Program/GTFP)における取引金融機関の1つであり、2007年にIFCのトレードファシリティーを通じた支援を受けています。ブータンは2003年にIFCの加盟国となりましたが、同国の経済は主に公共部門が重要な役割を果たしており、IFCは、民間投資を推進することで同国のビジネス環境改善をするためにブータン政府の支援を行っています。

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世界銀行グループの一員であるIFC(国際金融公社)は、民間セクター支援に特化した世界最大規模の国際開発金融機関です。IFCは、開発途上国の民間セクターへの投融資、国際金融市場での資金動員、企業と政府に対するアドバイザリー・サービスの提供を通じて、途上国が持続可能な成長を実現できるよう支援しています。2012年度のIFC総投融資額は、過去最高となる200億ドル強に達し、民間資金を活用して途上国の雇用促進、技術革新を支援し、途上国発展を実現する上で世界をリードする挑戦を続けています。www.ifc.org